アイルランドの場合学生ビザでもお仕事ができるため、現地でアルバイトをされる方が多くいらっしゃいます。その際に頻繁に耳にするのが「PPSナンバー」。アイルランドでお仕事をするためにはRevenue Commissioner(税務当局)に登録をされている必要があり、登録されていなければ雇用主は源泉徴収を行うことができません。
その税務当局に登録するために必要なのがPPSナンバーです。つまりPPSナンバーがなければ、収入に合った税金を正しく納めることができません。住所を証明できる書類が手に入り次第、早急にPPSナンバーの手続きを進めるようにしましょう。
PPSナンバー申請に必要な書類(日本国籍の方)
- パスポート
- 住所を証明できるもの
(こちらは学校からの書類などではなく公的な書類である必要があります。IRPカードが郵送されてきた際のものなど、公的機関から発行されたものをお使いください。)
PPSナンバー申請方法
1. MyGovのアカウントを作成
2. オンラインで予約取得
自分の名前と誕生日を入力
耳が不自由な場合、手話での案内を希望するか否か選択
滞在しているカウンティと最寄りのオフィスを選択
空きのある日に予約を取得
最後の画面にも表示されますが、パスポートと外国人登録の際の書類など住所を証明できるものを当日は用意しましょう。
PPSナンバーの予約取得はGNIB(IRP、外国人登録)ほど難しくはありませんが、タイミングによっては何週間も先の日程しか空いていないこともあります。外国人登録が終わりカードが手に入り次第、すぐに手続きを進めるようにしましょう。
Form 12Aの提出も忘れずに…
税金を正しく納めるために、Form 12Aという書類の提出も必要。これをしなければ、エマージェンシータックス(Emergency Tax)といって多めに税金が引かれてしまいます。Form 12Aを提出することによってCertificate of Tax Creditsという書類を手に入れることができ、これに正しい税率が記載されています。
まとめ
GNIB(IRP、外国人登録)に比べて日本語での情報がなかなか入ってこないPPSナンバーですが、お仕事をする方は①銀行口座の開設 ②外国人登録 ③PPSナンバーの取得の3つを初めにしなければならない手続きとして覚えておきましょう。