祝日を知ると、その国の文化や習慣なども知ることができて面白いですよね。語学学校の入学日は基本的に月曜日となっていますが、月曜日がお休みの場合は火曜日になります。アイルランドに留学に行く前に、アイルランドの祝日もぜひ知ってみてくださいね。
ちなみに「祝日」は英語でpublic holiday、national holidayという表現をしますが、アイルランドではイギリス同様bank holidayと表現することが多いです。祝日は銀行がお休みになり取引ができないため、多くの企業や学校もお休みになる=国民の祝日(public holiday)ということですね。
アイルランド祝日
※日付、曜日は2020年のものです。
1月1日(水):New Year’s Day
日本のお正月は家族で過ごすのが一般的ですが、クリスマスを家族で過ごすアイルランドではお正月を友達や恋人と過ごすのが一般的。日本とは逆ですね。
3月17日(火):St Patrick’s Day
アイルランドといえばセントパトリックスデー。アイルランド最大のお祭りで、街中、国中が緑になる日。(ビールも緑に!)3月に留学を考えていらっしゃる方は、是非セントパトリックスデーに合わせて日程を調整してみてくださいね。
4月13日(月):Easter Monday
イースター、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?2020年のイースターは4月12日(日)。日本語では「復活祭」と言われますが、十字架にかけられたイエス・キリストが復活したことをお祝いするお祭りですね。アイルランドではクリスマス同様家族が集まる日であり、嗜好品を控える方もいらっしゃいます。
5月4日(火):May Day
日本でも聞かれるメーデーですが、アイルランドではLabour Day(労働者の日)とも言われます。アイルランドを含むケルト圏では、伝統的にこのメーデーは春のお祭りとして知られており、植物や果物が咲き始めていることをお祝いします。
6月1日(月):June Bank Holiday
6月のバンクホリデーは、もともとキリスト教のペンテコステが由来。イエスの復活後集まっていた120人の信徒たちに神の神霊が降ったことを記念するのがペンテコステですが、イギリス植民地時代はホワイトマンデー、ペンテコステマンデーと呼ばれていました。
8月3日(月):August Bank Holiday
8月のバンクホリデーの歴史は、1871年にできたイギリスの祝日に関する法律まで遡ります。アイルランドで初めにできた祝日ですが、この日が祝日となった大きな意味はないそう。一説によると、この法律の発案者であるジョン・ラボックがかなりのクリケットファンであり、この日がクリケットにおいて大切な日であったとも言われています。
10月26日(月):October Bank Holiday
アイルランドで1977年から導入されている10月のバンクホリデーは、ハロウィンと同じ週になることが多いためハロウィンホリデーとも呼ばれます。10月末から11月頭にかけての学校のお休みと重なることやサマータイムの終わりであることが10月最後に設定されている理由です。
12月25日(金):Christmas Day
こちらは言うまでもなくクリスマス。アイルランドのクリスマスは日本のお正月のように家族で集まる日で、当日はお店は閉まり街も静かになります。日本のおせちのようにクリスマスディナーを楽しむのも日本のお正月を似ていますね。あえてこの時期にホームステイをされる方もいらっしゃいます。
12月26日(土):St Stephen’s Day
そして最後に聖ステファノの日。最初の殉教者である聖ステファノにちなんだキリスト教の祝日です。クリスマス同様現地の方は家族で過ごすことが多いですが、日本のお正月のようにクリスマスの翌日はバーゲンが始まります。静かだった街も賑やかさを取り戻すので、留学される方は外に繰り出してみてくださいね。
多くの国で祝日となっている聖金曜日(Good Friday)ですが、アイルランドでは国の祝日には設定されていません。多くの語学学校は通常通り授業を行っていますが、現地の学校や企業の中にはお休みになるところもあり、銀行もお休みとなります。
北アイルランドは、共和国とは祝日が異なりますのでご注意ください。