Travel between Ireland and the UK
アイルランド・イギリス間の行き来にあたっての注意点
アイルランドに留学をされる方の中には、もともとイギリスが好きでイギリスに行きたかったという方もたくさんいらっしゃいます。そのためアイルランド留学の前後に短期イギリス留学をくっける方もたくさん。ですがイギリスとアイルランドの間には特別な協定があり、他の国との行き来に比べると少し注意しなければならない点があります。アイルランド留学前、中、後にイギリス留学や旅行を予定されている方、またイギリス経由でアイルランドに入ろうと計画されている方はこのページを参考にしてみてください。
シェンゲン協定
ヨーロッパにはシェンゲン協定と呼ばれるものがあります。ヨーロッパの多くの国はこのシェンゲン協定に加盟しており、シェンゲン圏内を移動する際は入国審査はありません。最初にシェンゲン圏内に入ったときに入国審査を受けるのみ。ビザに関して言えば、シェンゲン加盟国で一つの国になっているようなイメージで、日本国籍の方は最大90日間ビザなしでシェンゲン圏に滞在をすることができます。(シェンゲン圏内への滞在は、あらゆる180日のうち90日間となっています。)
イギリスとアイルランドはシェンゲン協定には加盟しておらず、ビザもその国独自に発給しています。そのためアイルランドとシェンゲン加盟国、またイギリスとシェンゲン加盟国をそれぞれ移動する際には入国審査があります。
CTA(Common Travel Area)
- シェンゲン協定に加盟していないイギリスとアイルランドの間にはシェンゲン協定ができるもっと前からCTAという協定があります。これはイギリス人とアイルランド人のみに適用されるものですが、国民がこの2国間を自由に行き来できるというもの。自由に旅行に行き、自由に住むことができ、この協定についてはイギリスのEU離脱後も有効であるとされています。
この協定があるため、アイルランド・イギリス間のフライトは国内線のような扱いになり、イギリスからアイルランドに入国する際、非EU出身者は入国審査を受けることになりますがアイルランドからイギリスに入国する際は入国審査がありません。
注意すべきこと
アイルランド留学中の短期旅行であれば気にする必要はありませんが、アイルランドからイギリス留学に行く方は注意が必要です。イギリスの短期留学ビザは空港で入国審査時に取得できますが、アイルランドからイギリスに行くと入国審査がないためビザを取得することができません。アイルランドからイギリス留学に行かれる方は、一度他の国に入国をしてからイギリスに入国するようにしましょう。現在イギリスでは日本国籍の方は自動化ゲートを利用できますが、留学の際は自動化ゲートを通らず審査官による入国審査を受けるようにしてください。
イギリスからアイルランドに入国する際は現時点では入国審査がありますが、アイルランド入国時も忘れずに入国スタンプを押してもらいましょう。スタンプがビザ代わりになっており、滞在可能期間や入国日が記載されています。
まとめ
イギリスとアイルランドを行き来する際の注意点についてご紹介しましたが、いかがでしたか?留学などで2国間を行き来される方は、CTA協定について知っておいてくださいね。
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